お口の清潔 共同管理 中部病院と中部歯科医会


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周術期口腔機能管理連携協定を締結する県立中部病院の本竹秀光院長(右)と中部地区歯科医師会の赤地一史会長=21日、うるま市の県立中部病院

 【うるま】沖縄県立中部病院(本竹秀光院長)と中部地区歯科医師会(赤地一史会長)は21日、うるま市の中部病院で「周術期口腔(こうくう)機能管理連携にかかる協定」を締結した。中部病院の患者について同院の歯科口腔外科が口腔機能管理計画書を作成し、地域の歯科医院で虫歯治療や歯垢(しこう)の管理などを行う。

 口腔内を清潔に保つことで治療を中断させず、病気の再発防止にもつながるという。周術期口腔機能管理についての連携協定は県内で初めて。

 中部病院では、年々口腔内治療の対応が増加しており、地域の歯科医院との協働が求められていた。

 締結式で本竹院長は「口腔ケアが悪いと、食事ができなくなり、治療が遅くなる。締結をきっかけに、力を入れていきたい」と語った。赤地会長は「講習会を開いて、さらにスキルアップをしたい。中部病院との連携を密にして、地域の健康増進のために頑張っていきたい」と述べた。