MICE(国際会議や企業の報奨旅行など)を沖縄振興の柱に据えるために、独自のブランドを構築しようと、県は29日、豊見城市の沖縄空手会館でセミナーを開催した。参加した40人は、MICEに携わる専門家や成功事例から、誘致のためには他地域とは違う「沖縄ブランド」をアピールしていく大切さを学んだ。
国内外においてMICE誘致のアドバイザーとして活躍するMICEジャパンコンサルティング事業部の金田翔吾さんは「主催者を誘致するには、産学官が統一したセールスポイントを持ち、アピールすることが大切だ。そのセールスの核となるのがブランドだ」と指摘した。
国からMICE強化都市の5都市の一つに選ばれた北九州市で誘致に取り組む北九州観光コンベンション協会の小園理恵さんは、市の歴史など事実に裏打ちされた経験がブランド形成の種となると強調した。【琉球新報電子版】