景気拡大36ヵ月連続 りゅうぎん8月 観光が好調


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 りゅうぎん総合研究所(照屋保社長)は28日、8月の県内景気動向を発表した。新車販売や電気製品卸売りなど消費関連が好調で、入域観光客が100万人を突破するなど観光関連の好材料が多いことなどから、36カ月連続で県内景気は「拡大の動きが強まる」と判断した。

 【消費関連】旧盆が9月にずれ込んだため中元ギフトが伸長し、百貨店売上高は前年同月比11・5%増だった。スーパー売上高は前年同月を下回った。新車販売台数はレンタカー需要の伸長などで同12・5%増。電気製品卸売り販売額はエアコンなどが伸びて同11・5%増だった。

 【建設関連】公共工事請負金額は415億7600万円で前年同月比66・3%増。航空機整備基地新築工事や米軍キャンプ・シュワブ関連工事など大型工事があった。建設受注額は公共工事、民間工事ともに増加して同34・5%増だった。セメントや生コンの出荷量も伸びた。

 【観光関連】主要ホテルの客室稼働率は89・3%で前年同月比で0・6ポイント低下し、売上高は同0・3%減となった。主要ホテル売上高のうち宿泊収入は客室単価が上昇して同1・2%増だった。主要観光施設の入場者数は同4・8%増、主要ゴルフ場の入場者数は同3・8%増となった。