世界最大級の大綱を引き合う第47回那覇大綱挽が8日、那覇市の国道58号久茂地交差点で行われた。引き手や観客など主催者発表で約27万人が詰め掛け、会場は熱気に包まれた。開始から約10分で東が5メートル以上動かして勝利を収め、通算成績は東の15勝14敗15引き分けとなった。
長さ200メートル、重さ40トンの大綱を、約1万5千人が「ハーイヤ」と声を上げながら引き合った。雨が降ったりやんだりする中、約10分で勝負が決着。主催する那覇大綱挽保存会は「こんなに短時間で決まるのは珍しい」と驚いた様子を見せた。
大綱挽は琉球王朝時代の15世紀に始まったとされる伝統行事。1935年を最後に一度は途絶えたが、71年に復活した。97年には米わらで作った綱では大きさが世界一としてギネスブックに認定された。
【琉球新報電子版】
英文へ→East team wins Naha Giant Tug-of-War Festival pulling Guinness World Record 40-ton rope