高江区が抗議決議 着陸帯使用禁止求める 高江米軍ヘリ炎上


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 米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが不時着し、炎上した事故を受けて、地元の高江区は12日に行政委員を招集し、昨年12月までに米軍北部訓練場内に造られた6カ所のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の使用禁止などを求める抗議決議を全会一致で可決した。宛先は沖縄防衛局。区がヘリパッド6カ所の使用禁止を求める決議は初めて。仲嶺久美子区長(67)は「特にN4地区にある2カ所のヘリパッドが民間地に近いので、中止を強く求める」と強調した。

 決議ではヘリパッドの使用禁止のほか(1)事故の原因究明(2)放射性物質の被害などに関する環境調査(3)被害を受けた農家への補償(4)区公民館における沖縄防衛局長による謝罪と説明―を求めている。