仲吉良次氏が社長復帰 「オキカ」の沖縄ICカード


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仲吉良次氏

 OKICA(オキカ)を運営する沖縄ICカード(那覇市久米)の新たな代表取締役社長に、初代社長を務めた仲吉良次氏(76)が16日付で就任した。同日、琉球新報社を訪れた仲吉氏は「大きな夢を持った会社で再活性化していく。県民のためのオキカとしてだけでなく、観光客にも便利に使ってもらえるカードに仕上げていく」と抱負を語った。前社長の石井誠氏は退任した。

 オキカは離島航路やタクシーにも利用できるように改良を進めている。将来的に仲吉氏は「地域通貨として商業決済や観光施設でも使える使い勝手の良いカードにしたい」と展開を見据えた。同社は公共交通のカード利便性を向上させるため、10月中にも県に出資を含め協力を要請する方針。

 仲吉氏は1941年生まれ、那覇市出身。琉球銀行常務、リウコム社長、沖縄食糧社長、沖縄都市モノレール社長などを務めた。