【台風21号】暴風域でも投票実施 船63便欠航、催し中止も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 超大型で強い台風21号は21日から22日にかけて非常に強い勢力で大東島地方にかなり接近する恐れがある。多くの地域で衆院選投開票日に当たる22日は、沖縄本島地方に暴風警報が出される可能性があるが、県選挙管理委員会は「暴風警報では繰り延べ投票を定めた公選法の適用はできない」として予定通り投開票作業を行う方針だ。

 県選管は公営のポスター掲示板は風に飛ばされると危ないため20日、各市町村選管で撤去の判断ができると通知した。八重瀬町などで掲示板を撤去した。

 台風21号の接近で、20日は船舶で欠航が相次ぎ、沖縄本島と周辺離島を結ぶ便など計63便が欠航した。飛行機は石垣と那覇を結ぶ1便が機体の整備のため欠航となった。21日の空の便は、南北大東島と那覇を結ぶ琉球エアーコミューター(RAC)の便が条件付き運航または欠航となる可能性がある。

 イベントの中止や延期も相次いでいる。ブーゲンビル島沖縄県遺族会は、22日に予定していた第53回総会と慰霊祭の中止を決めた。22日の写真家ブルース・オズボーン氏の親子撮影会は11月5日に延期。21、22日の「第12回うるま祭り」、21日の「石川まちなかロングテーブル」は中止。22日の沖縄市サイエンスフェスタ2017は延期する。