モバイルプリンス
インターネットにはさまざまなサイトがありますが、インターネットの百科事典Wikipedia(ウィキペディア)は知っているかな?
よく見ます! 人の名前を検索すると出てきますよね。
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ノーベル文学賞のカズオ・イシグロさんとかね。でも名前だけじゃないよ。百科事典だから「けものフレンズ」や「本能寺の変」など、いろいろ書かれていて、新しいことも古いことも調べられるんだ。
このWikipediaは他のサイトとは違った、少しユニークな仕組みでできている。
普通のサイトは、管理する人や会社がいて、サイトの中身を作っている。でもWikipediaの場合、百科事典を書き込んでいるのは登録した一般ユーザー、普通の人たちなんだ。
そうなんですか。
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そしてWikipediaは広告を載せないことでも有名だね。
普通のサイトは広告を掲載し、その企業からお金をもらうことでサイトを運営している。でもWikipediaは広告を載せずに、見ている人たちからの募金で成り立っているんだ。
限られた会社からお金をもらうと「その会社の喜ぶような内容にしなくちゃいけない」って、内容が偏るかもしれない。だから広告なしの姿勢をつらぬいているんだ。
本当に他のサイトとは仕組みが違うんですね。
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そうだね。そしてWikipediaを見ていると、ところどころ「青い文字」で書かれている言葉が出てくる。それをクリックすると、今度はその言葉のWikipediaにつながるんだ。
こうしてWikipediaの世界をぐるぐる回って、いろんなことを知ることができるんだよ。
ネットサーフィンってやつですね。便利です。
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そんなWikipediaだけど、誰でも簡単に書き込むことができるので、間違った情報が載ることもあるんだ。
その場合は間違いに気が付いた人が、正しい情報に書き直す。
こうして長い目で見ると、間違った情報が、修正される仕組みになっている。
そうなんですね。
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いずれ修正されたとしても一時的な間違いを見て、勘違いすることもあるよね。
便利だけど、Wikipediaだけを見て判断せずに、本や新聞、他のサイトを見るなど、いろいろと調べて、本当に正しい内容なのか考えないといけないね。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。