経済

空き家改装、宿泊施設に 外国人客ターゲット キングダムソーラー

開業に向けて準備を進めているキングダムソーラーの宿泊施設=27日、那覇市若狭(同社提供)

 太陽光発電関連の事業を手掛けるキングダムソーラー(那覇市、森山悦男代表)が外国人観光客向けのホテル運営事業を新たに始める。県内にある空き家を改装して宿泊施設として活用する。10人以上の団体を一括で受け入れることを可能にして、既存の宿泊施設との差別化を図る。

 同社は「大人数が一緒に泊まれるホテルのニーズは高い。観光客の満足度向上に貢献したい」と意欲を示す。

 沖縄を訪れる観光客の数は増加を続けており、海外客も多くなっている。県内で宿泊施設が増えている中で、同社は「大人数が一度に宿泊できる場所は少なく、複数の部屋を借りているのが現状だ」と指摘する。アジア圏の旅行客は親族などのグループで沖縄を訪れるケースもあり、大人数が一緒に泊まれる場所を求める声があったという。

 同社は「団体で来る観光客をターゲットにしようと考えている」と強調する。食事制限やアレルギーに対応している飲食店を紹介するなど、多様な要望に対応できるようなサービスも行うという。

 太陽光発電の買い取り価格が減少傾向にあり、経営環境が厳しくなることが予想されたことから、同社はホテル事業の展開を始めた。旅館業の許可を取得するための手続きも進めている。現在は那覇市若狭で3階建ての物件を宿泊施設に改装している。12月までに開業する予定。今後は那覇市を中心に周辺地域や本島北部での事業展開も目指している。

 同社の髙志保雅常務は「ホテルとして改装することで空き家の解消にもつながる。観光客の多様なニーズに応えることで沖縄経済の発展にもつながるはずだ」と今後の展開に期待を込めた。