国道330号で渋滞長半減、交通量2割減 「わった~バス大実験」結果速報


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「わった~バス大実験」の結果を発表する沖縄総合事務局の職員ら=31日、那覇市おもろまちの沖縄総合事務局

 沖縄総合事務局は31日、マイカーから公共交通への利用転換や時差出勤などがどの程度、交通渋滞の緩和につながるかを測るため9月16日~22日に実施した「わった~バス大実験」の結果の速報を発表した。実験期間中、国道330号で渋滞長(時速10キロ未満の渋滞の距離)が半減、交通量は約2割減少した。

 実験期間中の、平日午前7時台の那覇市と隣接市町(浦添市、豊見城市、南風原町、西原町)の平均交通量を集計した。

 渋滞長は、全体では実験前は92・2キロメートルだったものが、期間中は80・1キロメートルに減少。路線別では国道58号は約1割、国道330号は約5割、国道331号は約8割減少した。

 交通量では、実験期間中は全体で1割以上減少した。国道58号(牧港)では約1割、国道330号(沢岻)では約2割、国道329号(壺川)では約4割減少した。

 実験には、約160社・約1900人が参加した。【琉球新報電子版】