V7知念さん、応援に感謝 そろばん九州一 13部門優勝の沖縄県勢帰沖


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そろばんの九州大会で優勝するなど好成績を収めた児童・生徒ら=6日、那覇空港

 鹿児島県で開かれた第36回全九州珠算選手権大会(全国珠算教育連盟九州地方連合会主催)で、15部門中13部門で優勝した児童生徒らが6日夜、那覇空港に到着し、保護者らが笑顔で出迎えた。凱旋(がいせん)したのは「そろばん九州一」に輝き、7連覇を達成した沖縄尚学高校2年の知念優里奈さん(17)や、「小学生そろばん九州一」に輝いたうるま市立城前小5年の嘉陽宗麿君(11)ら県勢45人。一行は出迎えた人たちに、好成績を笑顔で報告した。

 那覇空港の到着ロビーでは、家族などが横断幕を掲げて待ち構えた。午後7時40分すぎ、児童や生徒らが優勝旗や盾を掲げながらうれしそうにゲートから姿を現すと、保護者らは拍手を送って活躍をたたえた。

 ロビーで行われた解団式で知念さんは「結果に満足した人もそうでない人もこれからの励みになり、良い成績を収めることができると思う。これからも応援よろしくお願いします」とあいさつした。小学5年の優勝から7連覇の達成に「周りの支えがあったから優勝できた」と感謝を述べた。

 また、初めて「小学生そろばん九州一」となった嘉陽君は「ぱちぱちという音が癒やし」と大人びた様子で語り、「勝てるという気持ちを強く持ったら勝てた」と落ち着いた様子で大物ぶりを予感させた。