コラソン、ミスで失速 トヨタ東日本に21―26 JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは18日、宮城県の大和町総合体育館でトヨタ自動車東日本と対戦し、21―26で敗れた。後半にミスから失点を重ね失速した。通算成績は4勝9敗となった。順位は7位。コラソンは前半、地元宮城県出身の福田丈を中心に攻め、速攻などでゴールを決めた。連続得点を許し、リードされるも名嘉真吾主将のシュートなど4連続得点で逆転。しかし前半終了直前に追い付かれ10―10で折り返した。

 後半に入ると次第にコラソンのミスから相手にチャンスを与え、連続失点し主導権を握られた。中盤以降も点差を詰められず、敗れた。コラソンの次戦は26日午後2時から、埼玉県の富士見市立市民総合体育館で大崎電気と戦う。

▽男子
トヨタ自動車東日本 7勝6敗
 26―21(10―10,16―11)
琉球コラソン 4勝9敗

◆得点力不足、決め手欠く

 琉球コラソン、トヨタ自動車東日本ともに粘り強い守備で得点を与えず、好ゲームを展開した。後半途中まで1点を争う攻防が続いたが、コラソンがミスなどから失速し、21―26で敗れた。水野裕紀選手兼監督は「守備で我慢できたが、最後の決め手となる攻撃ができなかった」と得点力不足を悔やんだ。

 コラソンは、前半から横一線守備で相手にゴールを簡単には割らせなかった。しかし、速攻などから3連続得点を許し、リードを許す苦しい展開に。

 ここから、地元宮城県出身・福田丈のシュートをきっかけに4連続得点で逆転したが、前半終了2秒前に追い付かれ、10―10で折り返した。

 後半序盤は村山裕次のパスから牧山仁志のスカイプレーなどで得点を重ねた。一進一退の攻防となる中、10分過ぎにドリブルを奪われ速攻につなげられるなど、3連続失点し試合の主導権がつかめない。

 一方、攻撃では、ゴールに迫るも相手の厳しい横一線守備を打ち崩せず、さらにミスから得点を奪われ点差は離れていった。

 守備が好調だけに得点不足が惜しい。水野選手兼監督は「個々の(相手守備を)突破する力をつける練習が必要だ」と選手に注文をつけた。