最下位脱却なるか 沖縄飲酒事故、現在全国6位


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県警交通企画課のまとめによると、2017年1~10月に県内で発生した交通人身事故のうち、飲酒絡みの事故構成率は、1・50%で全国ワースト6位となった。このままのペースでいけば、27年連続のワーストから脱却できる可能性も出てきた。年末に向け忘年会シーズンを迎えることから、同課は「気を引き締めて取り締まりを強化していく」としている。

 また死亡事故のうち飲酒絡みの事故構成率は12・5%で沖縄は全国で下から5番目となっている。これまで4年連続最下位だった。

 県内の人身事故は全体で4132件発生し、飲酒絡みは62件だった。飲酒関係の事故構成率は前年より0・52ポイント減少した。死亡事故全体は32件で、飲酒絡みは4件だった。飲酒に絡む死亡事故の事故構成率は前年より24・2ポイント減った。

 一方、19日に発生した米兵による飲酒運転の死亡事故で、21日現在の飲酒絡み死亡事故の構成率が14・3%に上がった。10月末の飲酒絡みの死亡事故の構成率全国ワーストは、14・7%だった。県警は都道府県名は公表していない。