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防衛省、米に部品提供 CH53、不足で事故再発懸念も

 【東京】普天間第二小米軍ヘリ窓落下で、事故を起こした米海兵隊普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリの同系機の部品不足に対応するため、防衛省が実施していた自衛隊の同系機の部品提供が本年度で終了したことが14日分かった。老朽化が指摘されるCH53Eの深刻な部品不足がさらに悪化し、事故の再発が懸念される。

 海上自衛隊はCH53Eと同型で掃海用装置を組み合わせたMH53Eヘリを運用してきたが、既に除籍されている。MH53Eの米国内での製造終了で部品枯渇が見込まれるとして、防衛省と米国防総省は2015年、海自のMH53Eの不用部品を米側に売却することで合意した。

 防衛装備庁によると、MH53Eの部品は同系機のCH53Eに使用されるという。今回の事故機に使用されたかどうかは不明。

 防衛装備庁の担当者によれば、米側からの情報提供の義務はないが、MH53Eの部品を使用した米軍機に不具合があったとの報告はないという。今後は、米軍のCH53Eの部品不足が深刻化する可能性がある。(仲村良太)