環境の整備が課題 ナビィータ、来季へ活躍誓う


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今季を振り返り、来季への目標を話したヴィクサーレ沖縄FCナビィータの(左から)加藤久理事長、國吉真梨子、花城美紀、與座周平監督=19日、那覇市天久の琉球新報本社

 女子サッカーのヴィクサーレ沖縄FCナビィータを運営するヴィクサーレスポーツクラブ(那覇市)の加藤久理事長やナビィータの與座周平監督、選手らが19日、那覇市天久の琉球新報社を訪れた。なでしこチャレンジリーグ入れ替え戦予選大会の結果やチームの現状、今後の方針などを報告した。加藤理事長は「守備力は大幅に強化されたが、まだ全国の他チームとの差はある。その差をどう補っていくかが課題だ」と今季を振り返った。

 チームは入れ替え戦予選大会で1勝2敗で、惜しくもなでしこチャレンジリーグへの出場権を逃したものの、2試合とも先制し、終盤まで主導権を握った。九州リーグ1部は2位。與座監督は「審判の判定が厳しい試合もあったが、チャレンジリーグに出場するためには、どんな環境でも相手に勝たないといけない」と強調した。MF國吉真梨子は「結果を残せなくて悔しい。来季も全力で頑張っていく」と活躍を誓った。MF花城美紀は「この悔しさをばねに一からスタートする」と誓いを込めた。

 チーム専用のトレーニング場の確保や、他チームとの交流試合を多く実現させるためには、学校法人や自治体の協力が必要不可欠だ。

 加藤理事長は「より良い環境づくりのために他組織に協力を求めていく」と意気込んだ。