JAおきなわ(大城勉理事長)と日本航空(JAL)は20日夜、正月用花卉(かき)の臨時便の出荷作業を那覇空港貨物ターミナルで公開した。21日未明に羽田空港へ出発する機体に、県産キクなど約2千ケースを積み込んだ。今期の県産花卉は例年に比べても引き合いが強く、単価も良好に推移している。
JAおきなわは12月中にキク類は約10万1千ケース(前年比10%増)を出荷し、他の品目も合わせた「おきなわの花」ブランドとして約11億円の販売額を計画している。
営農販売部の平安山英克部長は「農家の努力で生産量が増えた。沖縄の花で県外需要を満たし、彼岸にもつなげたい」と語った。