保育園部品落下 沖縄県警が現場捜査 職員から聞き取りも


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米軍ヘリの部品が見つかった保育園の屋根を調べる県警職員ら=21日午後、宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園

 米軍ヘリの部品が沖縄県宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園の屋根に落下した問題で、県警は21日、同園で部品が落下したとみられる屋根部分の調査や職員への聞き取りなどを行った。神谷武宏園長は「もしかしたら子どもたちの命が奪われていたかもしれない。きちんと調査してほしい」などと話した。

 園には約10人の捜査員が入った。午後2時半ごろから同4時ごろまで約1時間半かけて、部品が見つかった屋根部分の写真を撮影したり、屋根のへこんだ部分の型を取ったりした。

 6歳の娘と3歳の息子が緑ヶ丘保育園に通う30代男性は「本気で調べる気があるかなと疑いがあったので見に来た。県警は当たり前の行動をしてほしい」と求めた。園には現在もほぼ毎日誹謗(ひぼう)中傷の電話などが寄せられているという。