2年ぶりコザ、堂々行進 全国高校ラグビー開幕 きょう登場 明和県央戦に気合


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 第97回全国高校ラグビー大会は27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕して1回戦8試合が行われ、長崎南山は新潟工に29―5で快勝し、2回戦に進出した。国学院栃木は高鍋(宮崎)に24―15で逆転勝ち。2年ぶり15回目の出場となるコザは、28日午後0時40分から明和県央(群馬)と1回戦を行う。

 2年ぶりに花園の地に戻ってきたコザは、開会式で堂々と行進し、28日の明和県央(群馬)との試合に向け気合を入れた。花園ラグビー場は、2019年のラグビーワールドカップに向けて改修中だが、全国高校大会の期間中は開放される。コザの山川康平監督は「芝の状態も良好で、19年の世界大会を想像し、選手たちのテンションも上がっている」と話した。

 25日に大阪入りしたコザは、大阪府立大手前高校で調整を進めてきた。日中の気温は約7度と冷え込む上に、風も強いが選手全員の体調管理は万全だ。
 明和県央戦の鍵は守備のしぶとさ。体格で勝る相手は複数人で抑え、そこからどう攻撃につなげるかに懸かっている。山川監督は「勝つなら接戦となるはず。アタックチャンスは必ず来るので粘り強く食いついていく」と力を込めた。