初荷式 発展願い出発 沖縄県産キク「太陽の花」


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キク産地に向かうトレーラーを送り出す「太陽の花」初荷式=3日、浦添市伊奈武瀬の県花卉園芸農業協同組合出荷センター

 「太陽の花」ブランドの沖縄県花卉(かき)園芸農業協同組合(宮城重志組合長)は3日午前、浦添市伊奈武瀬の同組合出荷センターで初荷式を開いた。4日に初競りを迎える首都圏の花卉市場に県産キクを送るため、集荷用の大型トレーラーが本島中北部の産地に向けて次々に出発した。

 宮城組合長は「昨年は台風22号が直撃したが、農家の懸命な努力と平張りハウス対策で被害を最小限に食い止めた。11月から12月にかけて数量、金額ともに前年を上回る成果を上げた」と市場の好調さを紹介した。正月用のキク類を中心とした2017年12月の販売実績は、数量が前年同月比6%増の約19万6千ケース、金額は同6%増の15億円を達成する見込みとなった。