モンパチ、20周年熱く BEGIN、HYらも出演 年越しライブでファン一体


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ファンと一体となったライブを展開するMONGOL800の(右から)上江洌清作、高里悟、儀間崇=12月31日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟

 MONGOL800(モンパチ)の年越しライブ「MONGOL800 ga COUNTDOWN “Happy 20th ANNIVERSARY”」が12月31日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で開かれた。2018年に結成20周年を迎えるモンパチを祝おうと、BEGIN、HYなどそうそうたる県出身バンド、アーティストが出演した。好きなアーティストと新年を迎えられたり、この日限りの共演を楽しめたりと、訪れた4200人(主催者発表)は“お年玉”ライブに熱狂した。

 HYの「AM11:00」では新里英之が甘く爽やかな歌声で会場を彩った。「366日」はディアマンテスのアルベルト城間、かりゆし58の前川真悟と共演した。通常は仲宗根泉がメーンで歌う曲だが、今回は特別にアルベルトと前川が中心となり歌った。男声独特の艶っぽさで、曲自体も違った表情、魅力を感じさせた。

 BEGINが「国道508号線」「笑顔のまんま」などを披露し、最高潮の熱気のまま、MONGOL800へとバトンをつないだ。

 MONGOL800の1曲目は「あなたに」。気持ちを高揚させるイントロに歓声が上がる。次々と代表曲を披露し、1曲ごとにファンも熱唱した。「小さな恋のうた」を歌い出したのは午後11時55分ごろ。中盤で演奏を一時止め、年越し10秒前から観客と共にカウントダウンした。1月1日午前0時になり、18年をファンと迎えると演奏を再開。「小さな恋のうた」が新年最初の曲となった。

 終盤でMONGOL800の上江洌清作はステージに出演者を呼び込み、あらためて感謝の言葉を口にした。そして「島人ぬ宝」「DON’T WORRY BE HAPPY」を観客、出演者が一体となり歌い上げた。「沖縄は自分たちのホーム」との思いを軽快に歌う「HOME」でライブを締めくくった。

 上江洌は「駆け抜けていきたい」とシンプルながらも20周年への強い思いを口にした。常に自然体でありながらも、精力的に活動を続けてきた、彼らの節目の年に期待が高まる。

 そのほかの出演アーティストはかりゆし58、きいやま商店、粒マスタード安次嶺。(大城徹郎)