大田氏が出馬表明 2期目向け、久米島町長選


この記事を書いた人 大森 茂夫
大田治雄氏

 任期満了に伴う4月22日投開票の久米島町長選で、現職の大田治雄氏(62)が5日、町役場で会見し、2期目に向け正式に出馬を表明した。大田氏は「人口減少に歯止めをかけるにはいろんな環境整備が必要だ。新産業の創出などで雇用を生み出し、バランスよく政策を進めていきたい」と訴えた。

 大田氏は島外から島留学の生徒を呼び寄せるなど教育分野での成果をPRした一方、「航空運賃の軽減など未達成の政策もある」と述べ、農林水産業や観光産業の活性化、福祉の充実、新産業の育成・誘致など六つの基本政策を発表した。

 大田氏は1955年5月20日生まれ、町西銘出身。77年に旧具志川村役場に入り、旧具志川村と旧仲里村合併後に助役、副町長を務め、2014年の町長選で初当選した。

 現時点で他に立候補を表明した人はいない。