上原、母校・沖大を訪問 愛媛のJ1昇格貢献誓う


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母校の沖縄大学を訪れた上原慎也(中央)と仲地博学長(右端)ら=5日、那覇市

 J1の北海道コンサドーレ札幌からJ2の愛媛FCに、来季から移籍するJリーガーの上原慎也(31)=西原町出身=が5日、母校である沖縄大学の仲地博学長や長濱正弘理事長、備瀬知貴監督らを訪ねて懇談し、10年目のシーズンの抱負などを語った。2008年に当時J2の北海道と契約し、9年間プレーした。北海道のJ1昇格や降格などチームと過ごした期間が長かっただけに「北海道は第2の故郷。これからは気持ちを新たに愛媛のJ1昇格に貢献し、北海道と対戦したい」と意欲を示した。

 北海道での17シーズンは、途中出場の4回のみ。上原は「個人の成績が振るわなかった」と話す。北海道の契約満了とともに「(愛媛から)熱烈なオファーがあり、移籍を決めた」と説明した。

 ハードワークが武器の愛媛でFWとしてプレーする上原は、186センチの長身を生かした「ヘディングの高さと、スピードを生かしてチームに貢献したい」と前向きな姿勢を示した。

 今シーズンは沖縄大サッカー部が6年ぶりに九州各県大学リーグ2部への昇格を決めた。「沖縄大サッカーは2部への昇格を決め、北海道はJ1残留を決めた。今度は個人として成績を残したい」と活躍を誓った。沖縄大サッカー部の備瀬監督は「現役の期間が短いと言われるJリーグで、長い間頑張っている選手。愛媛でも活躍してほしい」と期待した。