米軍ヘリ、ローターの点検続く うるま市伊計島の不時着


この記事を書いた人 志良堂 仁
不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリコプターからプロペラを外す米兵ら=7日午前8時55分ごろ、うるま市伊計島

 うるま市与那城伊計島の砂浜に6日不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリコプターは、一晩明けた7日早朝も依然として浜にとどまっている。米軍は7日にも機体の撤収を予定しているというが、新たな見通しは示されていない。兵員がメーンローター周辺を集中的に調べている様子が確認された。

 米兵らは7日午前7時ごろから機体周辺での作業を開始。兵員約20人がトラックから資機材を降ろし、機体周辺まで運んだ。プロペラの根元、メーンローターとのつなぎ目などを点検している様子で、午前9時ごろにはプロペラ1枚を取り外した。
 ヘリは6日午後4時ごろ、伊計島の東側の砂浜に不時着。同日夜から7日早朝にかけては機体周辺で兵員数人が交代で監視していた。さらにその外周では県警の規制が続いている。【琉球新報電子版】