あわせそろばん6冠 埼玉大会で団体3、個人3種目制す


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 【沖縄】沖縄市の「あわせそろばん教室」のメンバーが、昨年12月末に埼玉県で開催された「そろばんクリスマスカップ」で団体を含め総合競技で三つの日本一を獲得、個人でも3種目を制し、合計六つの栄冠に輝いた。各種大会で躍進を遂げた昨年1年間を象徴する年末の活躍ぶりで、メンバーは新たな年の躍進に燃えている。

各種部門を制した(後列左から)島袋羽亜菜さん、高江洲夢月さん、長義絵里以さん、(前列左から)玉城杏さん、安里彩亜羅さん、安里百音さん、安里颯太郎君=沖縄市高原の市福祉文化プラザ

 教室のメンバーは、10月の全日本通信競技大会で県内タイトルに多く輝き、12月の入力コンクール全国大会で個人連覇を果たすなど昨年は各大会で好成績を収めた。

 クリスマスカップは12月24日、さいたま市の浦和ロイヤルパインズホテルで開かれた。中学生の部団体総合は、島袋羽亜菜さん(沖縄東2年)、高江洲夢月さん(美東3年)、長義絵里以さん(沖縄東3年)のメンバーで臨み、900点満点で870点を獲得。2位に60点の大差をつけて頂点に立った。

 小学校5、6年生の部は玉城杏さん(諸見6年)、安里彩亜羅さん(泡瀬6年)、安里百音さん(泡瀬5年)は地元埼玉との同点決勝を集中力で制した。このほか、安里颯太郎君(泡瀬3年)が3、4年生の部の個人総合で日本一に輝いた。

 中学生の部を制した3人は、5年前のクリスマスカップ小学3、4年生の部で日本一になった時と同じメンバーで、優勝候補に挙がっていた。2人が高校受験を前にした出場で、優勝を決めた3人は「組めるのは最後かもしれなかったので、絶対優勝したかった」と喜んだ。

 種目別では中学生フラッシュ暗算を長義さん、3、4年生の読上暗算を安里颯太郎君、5、6年生の読上算を安里彩亜羅さんが制した。