那覇市議会が米軍ヘリ不時着に抗議 全会一致で可決


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抗議決議文を読み上げる桑江豊議会運営委員長=12日午前10時10分、那覇市議会

 那覇市議会(翁長俊英議長)は12日午前、臨時会を開き、相次ぐ米軍普天間所属ヘリコプターによる不時着とトラブルに関する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 抗議決議と意見書では(1)事故の原因究明、再発防止策が確立されるまでの全米軍機の飛行訓練中止(2)市街地上空での飛行中止(3)県内配備の全米軍機の点検整備と運用の検証、実効性のある再発防止策(4)日米地位協定の抜本的改定、在沖米軍基地の整理縮小―の4点を求めた。

 抗議決議は米国大統領、在日米軍司令官などあて、意見書は内閣総理大臣、衆参両院長などあて。【琉球新報電子版】