日本一早い桜、全国へ 沖縄から22空港に、琉球寒緋桜を発送


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日本航空の社員(右)に琉球寒緋桜を手渡す北山王妃(手前左)ら=19日午前11時ごろ、那覇空港

 「日本一早い桜の花」全国へ届け―。日本航空(JAL)と日本トランスオーシャン航空(JTA)は19日、沖縄県本部(もとぶ)半島の琉球寒緋(かんひ)桜を全国22カ所の空港へ送った。19日中に到着し、切り花にして各空港のカウンターやラウンジで展示される。発送は今年で24回目。

 那覇空港で開かれた発送式で、本部町観光協会の當山清博会長は「うとぅいむち(おもてなし)とまごころで皆さんを歓迎する。本部半島へメンソーレ」とあいさつした。本部町の「もとぶミス桜」や名護市の「さくらの女王」、今帰仁(なきじん)村の「北山王・王妃」ら沖縄本島北部の大使らが、鮮やかなピンク色の桜を日本航空の社員らに手渡した。

本部半島の琉球寒緋桜を手渡した(左から)北山王・王妃やさくらの女王ら=19日午前11時ごろ、那覇空港

 本部半島では、20日~2月4日に「もとぶ八重岳(やえだけ)桜まつり」、27、28日に「名護さくら祭り」が開かれ、世界遺産の今帰仁城跡で27日~2月12日に「今帰仁グスク桜まつり」がある。

 発送先は新千歳、丘珠、帯広、女満別、釧路、旭川、函館、青森、秋田、三沢、花巻、仙台、山形、小松、羽田、成田、名古屋(中部)、伊丹、関西、岡山、高知、福岡の各空港。【琉球新報電子版】