「葉タバコ、豊作に」 沖縄・伊江、仮植作業始まる


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祖母八重子さん(右)と談笑しながら仮植作業をする将太さん=11日、村東江前

 【伊江】北風と寒さが一層厳しくなった11日、沖縄県伊江村の葉タバコ農家では仮植(かしょく)作業が始まっている。

 仮植とは、発芽した2センチほどの葉タバコの苗を一本づつ箸を使いながら手作業で農業用ポットに植え付けていく作業。

 村東江前区在住の前田将太さん(36)の3棟あるビニールハウスでは将太さんの父・将也さん、母の美枝子さん、妻の美奈津さん、妹の大城千鶴さん、祖母の前田八重子さんの6人で役割分担しながら14万本を2週間で植え付ける。

 将太さんは「昨年、一昨年と台風の影響が少なく村の葉タバコ農家全体の収穫量が増えた。今年も豊作であってほしい」と話し、一本一本を丁寧に素早く植え付けていた。ビニールハウス内で仮植された苗は2月1日ごろに畑へ植え付けされる。(橋口美奈通信員)