牧草地に不時着、炎上した米軍普天間飛行場所属のCH53ヘリの残骸=2017年10月12日午前8時53分ごろ、東村高江

 昨年10月に米軍ヘリCH53Eが炎上した沖縄県東村高江の事故現場の土から、発がん性物質の「ベンゼン」などの有害物質が確認されたことが21日、分かった。沖縄防衛局が事故現場の地主である西銘晃さん(64)に11日に説明した。一方で、ベンゼンの数値や人体に影響があるかどうかの説明はなかった。沖縄防衛局は、事故直後に事故現場の土壌サンプルを採取して調査していたが、調査結果を県やマスコミに公表していない。

 西銘さんによると、沖縄防衛局は11日、西銘さん宅を訪れて事故現場からベンゼンなどの有害物質が確認されたことを説明した。有害物質が検出されたことから、事故現場の土を約1メートルの深さまで堀り起こし、汚染されている300立方メートルを取り除くと説明した。300立方メートルの土のうち、250立方メートルは県内で処理し、残りの土50立方メートルは県内で処理できないため、大阪に運び処理するという。

 西銘さんは「汚染された土の数値がいくらで、人体に影響があるかどうかは一切説明がなかった」と話した。事故直後、現場から米軍がトラック5台分の大量の土を持ち去り、残った土を県と防衛局が採取し調査していた。(阪口彩子)

英文へ→October 2017 U.S. helicopter accident site’s soil contains toxic substances including benzene


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