沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」で飼育されていたインドゾウ「琉美(るび)」(2歳10カ月、雌)が22日、死んだ。数日前から食欲が減退し、体調を崩していた。詳細な死因などは23日に会見を開いて沖縄こどもの国が説明する。琉美は県内で生まれた初めてのゾウで、多くの来園者に愛された。
2015年3月4日に誕生。公募した名前は応募総数6138通の中で最も多かった「琉美」に決まり、読み方はお母さんゾウの琉花がくじで選んだ「るび」になった。
毎年、来園者と職員が誕生日を祝うなど、琉花と共に温かく周りが成長を見守っていた。
◇「みんなの宝物」
沖縄こどもの国の高田勝園長は「琉美は来園者の方々に愛され、みんなの宝物だった。生まれてからは職員にとっては全てが初めてのことで、勉強だった」と振り返り、琉美への感謝の思いを語った。