男女混合名簿48% 17年度沖縄県内小、昨年度から大幅増


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 児童・生徒の名簿を男女別で分けない男女混合名簿を導入する沖縄県内小学校が2017年度で265校のうち47・9%にあたる127校に上り、16年度の実施率28・6%から19・3ポイント増と大幅に増えていることが分かった。昨年10月に県教育庁が調査した。

 中学校での実施状況は143校中45校が導入し、実施率は31・5%(昨年度比9・6ポイント増)だった。

 県教育庁は、昨年9月にまとめた「県学力向上推進本部会議からの提言」で「性差にとらわれることなく、個として大切にされ、尊重されることが大切」として、混合名簿の導入を各校に呼び掛けていた。同庁義務教育課の担当者は「市町村単位で混合名簿を導入するなど取り組みも出てきており、その成果が出ている」と強調した。