小中学生34組 研究成果発表 新報サイエンスクラブ


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資料ポスターを示し、研究内容を発表する児童生徒ら=27日午後1時半ごろ、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 「新報サイエンスクラブ」(一般財団法人沖縄美ら島財団共催、NTT西日本沖縄支店特別協賛)の研究発表会が27日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。県内の34組の小中学生が身近な自然や動植物をテーマに取り組んだ研究の内容をポスターで発表し、約180人が熱心に耳を傾けた。

 干潟の遊び方を提案した中城村のワールドミッションクリスチャンスクール3年の平良勝希君(8)とユジョンヨン君(8)は泡瀬干潟などに魚やカニ、ハゼなどが生息しているのを発見した。釣りざおやエサの種類を数種類変えて試し、どれが釣れやすいかも調べた。2人は「魚やカニがいる海を守ることはとても大切だと分かった」と結んだ。

 「安心して食べられる美味しいおやつ作り」に挑んだのは宮古島市立平良中学校2年の親泊まり奈さん(14)。小麦アレルギーの人でも食べられる米粉でサクサクしたクッキーやふわっとしたパンケーキなどを試作し、米粉以外に加える材料や独自の配合を編み出した。

 親泊さんは「卵や牛乳も使わないケーキやパンを作りたい」と次の研究への意欲を語った。