八重山観光138万人超 2017年入域過去最高 消費額も850億円台


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 【八重山】八重山(石垣市、竹富町、与那国町)の2017年入域観光客は前年比11・1%(13万8567人)増の138万6646人となり、過去最高を更新した。県八重山事務所が2日、発表した。台風襲来の影響が少なかったほか、海外路線での観光客が大幅に増加したことで、目標の131万人を大きく上回った。観光消費額も前年比7・8%増の850億1千万円で過去最高となった。

 国内路線は前年比1・7%増の99万1298人。東京、名古屋、福岡を中心に県外直行便が好調に推移したことや、石垣・与那国へのチャーター便数が増加したことで、堅調な伸びを維持した。

 海外路線は前年比44・5%増の39万5348人。クルーズ船寄港回数が前年の95回から132回に増加した。そのうち10万トンを超える大型船の寄港は前年の約2倍となる41回で、観光客数を押し上げた。空路でも香港からの直行便が夏季に週6便運航したことで、香港路線の入域観光客は前年の約3倍となる3万3013人に上った。

 国内路線で路線拡充の動きがあり、海外路線でも韓国からのチャーター便増加が計画されていることなどから、八重山事務所は18年も堅調に推移すると見込んでいる。