全米軍機の点検を要求 渉外知事会が米軍事故頻発で


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米軍機の相次ぐ事故・トラブルを受け、外務省の堀井巌政務官(右)に要請書を手渡す渉外関係主要都道府県知事連絡協議会会長の黒岩祐治神奈川県知事(中央)、翁長雄志知事=6日午前10時40分ごろ、外務省

 【東京】米軍基地所在の15都道府県でつくる渉外関係主要都道府県知事連絡協議会(渉外知事会、会長・黒岩祐治神奈川県知事)は6日、外務省や防衛省を訪ね、相次ぐ米軍機の事故を防止するために、全米軍機の点検など6項目の履行を求めた。翁長雄志知事らが同行した。

 外務省で対応した堀井巌政務官は全機の点検を既に求めているとして「引き続き安全管理を求めたい」などと応じた。

 防衛省によると、米軍基地外で発生した在日米軍の航空機やヘリコプターによる事故・トラブルは2017年は25件発生し、16年の11件から2倍以上になっている。県内でもオスプレイやCH53E、AH1などの事故・トラブルが頻発している。【琉球新報電子版】