北部病院統合 職員340人減 県試算、再就職支援も


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 沖縄県立北部病院と北部地区医師会病院の統合について、統合後にできる基幹病院の職員数は現在の両病院の合計より340人少ない1008人になるとの試算を、県が北部12市町村など関係者に示していたことが16日までに分かった。基幹病院に採用されなかった場合には、県職員の異動や、北部地区医師会傘下の病院・診療所への再就職紹介などで対応する考え。

 正式な職員数は、基本合意締結後に設置する「統合問題検討委員会」で協議して決める。

 病床数を450床とすると、基幹病院の正規職員数は、医師が20人増の105人、看護師は28人減の506人、医療技術員は30人減の160人、事務は102人減の35人、現業は32人減の3人で、合計で172人減の809人。臨時任用や嘱託を含めた非常勤職員は168人減の199人と見込んでいる。

 基幹病院に採用されず、再就職を希望する場合には、県職員は異動したり、北部地区医師会傘下の病院・診療所への再就職を紹介したり、県や12市町村が就職支援をしたりする。