ペンクラブ9人、戦争と沖縄討議 5月、宜野湾で平和の集い


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「第34回『平和の日』の集い」への来場を呼び掛ける(左から)大城貞俊さん、吉岡忍さん、又吉栄喜さん、梓澤和幸さん=22日、那覇市の県庁記者クラブ

 「沖縄で考える戦争と文学」をテーマにした日本ペンクラブ(吉岡忍会長)主催の第34回「『平和の日』の集い」が5月20日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で開かれる。日本ペンクラブ主催の集会は県内で初めて。吉岡会長のほか、芥川賞作家の又吉栄喜さん、詩人・作家の大城貞俊さんら6人が22日、県庁記者クラブで会見し、来場を呼び掛けた。

 吉岡会長は「戦争と近いところにある沖縄から、多くの文学作品が生み出されているが、その緊張感を本土の人々は必ずしも捉えていないのでないか」と問題提起した。憲法改正の動きに触れ「沖縄の文学から学ぶことは大きい。沖縄と本土の作家たちが討議し一緒に考えたい」と集いの意義を強調した。

 「『平和の日』の集い」は作家の浅田次郎さんが基調講演し、浅田さん、又吉さん、大城さん、作家の落合恵子さんら9人が討議する。「『平和の日』の集い」は午後1時から。参加費は1200円(前売り千円)。中高生は無料。問い合わせは日本ペンクラブ事務局(電話)03(5614)5391、heiwa2018520@gmail.com