教育

巣立つ我が子にエール 沖縄工業、保護者がメッセージ集 きょう県立高校卒業式

保護者から卒業生に向けたメッセージ集「旅立ちの日に」を新〓(崎の大が立の下の横棒なし)理句さん(右)に手渡す仲本台起PTA副会長=28日、那覇市の沖縄工業高校

 3月1日、沖縄県内の各県立高校では卒業式が開かれる。卒業式を前に那覇市の沖縄工業高校(小禄健夫校長)で28日、309人の卒業生に、保護者から寄せられたメッセージ集「旅立ちの日に」が贈られた。同校では初の取り組み。保護者代表のPTA副会長の仲本台起さんが、卒業する元生徒会長で電子機械科の新崎理句さん(18)にメッセージ集を手渡した。愛情が詰まったメッセージに新崎さんは「親の支えがあって今がある。感謝の気持ちを持って、卒業式を迎えたい」と笑顔で話した。

 メッセージ集は、「あなたは大切な存在」という保護者の思いを生徒に知ってもらいたいと同校の大城正嗣教諭が企画し、生徒に内緒で保護者からメッセージを募った。学校には保護者への通知送付の翌日から、続々と手紙や電子メール、FAXなどでメッセージが寄せられ、105人の保護者から声が集まった。

 メッセージ集には「小さい頃から、母さんはいつもあなたにメロメロでした」といった子どもを溺愛する声や「何度、家から出て行けと怒鳴ったことか」と反抗期の日々を振り返りながら、成長を喜ぶ声がつづられている。県外へ就職するわが子に対しては「大きな花を咲かせてこい」と激励の一言も。また、卒業までの18年間を振り返り「私たちを親にしてくれてありがとう。楽しい子育ての日々をありがとう」といった感謝の言葉もあり、保護者のそれぞれの思いが込められている。

 メッセージ集に記載されている保護者からのメッセージは匿名とした。大城教諭は「もしかしたら私の親かもと、生徒が想像を膨らませて『自分は大切にされている』と改めて感じてもらいたい」と話した。

※注:新崎理句さんの「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし