早摘みモズクが旬 うるま・勝連 来月上旬まで


社会
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早摘みモズクを収穫する勝連漁協の組合員=2日、うるま市勝連の津堅島沖

 【うるま】県内最大のモズク産地・うるま市の勝連漁業協同組合は2日、早摘みモズクの収穫開始を宣言した。3~4月上旬の期間限定で採れる早摘みモズクは、モズク本来のぬめりやシャキシャキとした歯応え、磯の香りが特徴だ。同漁協の上原勇行組合長(65)は「この時期のモズクが一番おいしい。多くの方に勝連のモズクを味わってほしい」とPRした。

 早摘みモズクは、同漁協のモズク収穫量全体のうち約5%しか採れず希少性が高い。近年は需要も伸びている。上原組合長は、同漁協周辺の海域には「太平洋からの黒潮が流れ込むため品質も栄養もほかのモズクより高い」と語った。

 県内では勝連漁協で販売するほか、モズクの商品開発を進める「サウスプロダクト」(うるま市、伊波匡彦社長)が3~5日に那覇空港国内線ターミナルでの試食会などを予定している。