「ラッキョウおいしいよ」 伊江小3年 栽培から販売まで


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 【伊江】「いらっしゃいませ」「おいしいよ~!」。伊江小学校(比嘉悟校長)の3年生10人が2月20日、村内のAコープゆいランド前で自ら丹精込め育てたラッキョウを販売した。開始わずか30分足らずで、用意した10キロのラッキョウは完売し、児童らからは歓声が上がった。

笑顔で元気にラッキョウを販売する伊江小3年の児童ら=2月20日、Aコープゆいランド前

 昨年9月に植え付けし、日々の雑草抜きや前日の収穫、はさみや包丁を使った根っこ部分の処理、はかりでの計数、束ねる作業まで、全て自分たちの手で行った。

 おそろいの法被に鉢巻きを締め、笑顔で元気にラッキョウを販売する姿や、手作りのポスターを手に、声を張り上げお客を呼び込む姿も。お客から「お薦めの食べ方は?」と聞かれると「そのまま食べてもおいしいけど、辛いので天ぷらやギョーザに入れてもおいしいです」と大人顔負けの販売トークを見せた。

 最後の一束が完売すると全員で「完売だ! バンザーイ!」と声をそろえ、笑顔で締めくくった。

収穫後、ラッキョウを丁寧に商品に仕上げる伊江小3年の児童たち

 大城広瀬君は「(販売は)緊張しない、楽しかった」と笑顔。他の児童からも「いろんな人が買いに来てくれてうれしかった」との声が上がった。

 今回の売上は細くて商品にならなかったラッキョウを使った「いえぎょうざ」の材料費になり、後日保護者らと一緒に調理する予定だ。(橋口美奈通信員)