“合格弁当” 知力もりもり 沖縄県立高入試


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
昼食を食べながら受験生を激励する保護者ら=6日、宮古島市の県立宮古高校

 沖縄県内の県立高校、特別支援学校高等部校で6日、2018年度一般入試が始まった。一般試験には県立高の全日制・定時制1万1944人、県立特支校高等部236人が志願。試験は県立高60校と、離島の出張試験場13カ所、特支校16校で実施されている。

 初日の6日、県立高の一般入試では国語、理科、英語の試験があり、大きなトラブルなく終了した。

 宮古島市内では午前中の試験を終えた受験生が家族や親族と共に弁当を食べる恒例の光景が見られた。市内最多の211人が受験した県立宮古高校では、一部の保護者による過度の場所取りなどが試験に影響を与えているとして、今年から敷地内への立ち入りを一部制限。運動場の片隅や体育館内には多くの家族が敷物を敷いて、昼食を取りながら受験生を激励した。

 親戚や保護者の同僚も含めた13人で昼食を食べた盛島龍斗さん(15)は「自分のことを気に掛けてくれて支えになる。午後の科目は得意でないけど頑張りたい」と意気込んだ。

 最終日の7日は社会、数学、面接試験がある。