駐機器具、外し忘れ 第一航空、粟国―那覇便


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 【粟国】那覇―粟国路線を運航する第一航空(大阪)のプロペラ機DHC6が2月5日、粟国空港で、地上で停止している飛行機の機体を支えるために装着する棒状の器具を外し忘れたまま、滑走路に向け動きだしていたことが分かった。機体が滑走路に入る前に作業員が気付き、管制官から操縦士に連絡。すぐに取り外したため、飛行に影響はなかった。

 同社は同日、大阪航空局に報告し、航空局は再発防止を求めた。

 大阪航空局によると、棒状の器具は、停止中の機体が後方に倒れるのを防ぐために胴体にぶら下げるもの。運航前に取り外すことになっているが、今回の事例は航空局への報告が義務付けられたものではないという。

 同社は2月6日、村に報告した。第一航空の澤田隆夫沖縄事業本部長は本紙取材に「地上作業員のミスで外し忘れた。再発防止を徹底するよう指導している」と話した。