県地域保健課は29日、新たに男女2人の麻疹(はしか)感染を確認したと発表した。本年度の県内の患者数は計3人になった。
今月、県内で4年ぶりに感染が確認された台湾人男性からうつったとみられる。はしかは飛沫(ひまつ)感染などでうつり感染力が強く、乳幼児がかかると重症化しやすい。県は予防接種を受けるよう促している。
新たに確認されたのは、石垣市の40代女性と、中部保健所管内の30代男性。石垣市の女性は今月、1例目の男性が宿泊した那覇市内のホテルに同じ日に滞在していた。
中部の男性は、1例目の男性が利用した飲食店で働いている。はしかに感染すると、約10日後に発熱やせきなどの症状が現れ、高熱や発疹が出る。