住民の身近に 緊急情報も FMよなばる開局 沖縄・与那原町


社会
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FMよなばるの開局を祝う(右から)神里昌二東部消防長、當山健教育長、古堅國雄町長、小山信二代表取締役、下里富造取締役放送部長、新里敏昭上与那原区長=15日、与那原町上与那原

 【与那原】沖縄県与那原町で初めてとなるコミュニティFM放送局「FMよなばる」(79・4メガヘルツ)がこのほど開局し、15日に町民への放送設備公開とオープニングセレモニーが開催された。FMよなばるは、町上与那原のサービス付き高齢者向け住宅しらゆりの園の1階にスタジオ・事業所を構える。事業所前で行われたセレモニーには、古堅國雄与那原町長、地域代表らが参加し、開局を祝福した。

 FMよなばるは、株式会社「FMしまじり」(小山信二代表取締役)が運営する。放送エリアは与那原町の全域と南風原町、南城市、西原町、中城村の一部。南城市で「FMなんじょう」を開局していたが与那原町に移転した。

 小山代表取締役は「島尻地域の発展、繁栄と住民の安心、安全、向上のために協力を得ながらコミュニティFMラジオとして貢献していきたい」とあいさつした。

 古堅町長、當山健教育長らは「大型観光施設MICEの導入で町の発展が期待される中、最新の情報発信と海に隣接した地域では災害時の緊急情報が欠かせない。地域住民と身近なコミュニティFMが開局したことに期待している」と喜びを語った。(知花幸栄通信員)