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知事選議長に照屋大河県議 与党、現職再選へ作業加速

 照屋 大河氏

 翁長雄志沖縄県知事を支援している県政与党や労働組合、企業は1日、那覇市の八汐荘で、秋の県知事選に向けた調整会議を開き、新里米吉議長の後継として、同じ県議会会派の照屋大河県議を議長に選出することを決めた。照屋氏は社民・社大・結の会派長を務めている。新議長が決まったことで今後、照屋氏を中心に翁長知事の2期目の出馬に向けた環境整備を加速させる。

 ただ会議には、保守、中道の立場から翁長知事を支えてきた金秀グループとかりゆしグループは参加を決めていない。翁長知事が誕生した時の「オール沖縄」の枠組みが実現しないままの船出となった。

 副議長には、共産の渡久地修県議、「新しい風・にぬふぁぶし」の金城徹共同代表、会派おきなわの県議を充てることも決めた。会派おきなわは今後、人選などについて話し合う考え。

 一方、入院中の翁長知事復帰の時期が決まっていないことから、知事への出馬の意向確認や出馬を要請する時期などについては、5月22日の次回会合で話し合う。

 照屋議長は会合後、記者団に「翁長知事の擁立を具体的に進めていく努力をしていきたい。県民から知事の体調を心配する声もある。知事の擁立に期待を抱いている方が多くいる。その実現のために汗をかきたい」と語った。

 金秀やかりゆしの会議への参加について、新里氏は「翁長知事の擁立では一致しているので、前向きに捉えている。次回会合でも案内を出す」と語り、引き続き、参加を呼び掛ける考えを示した。

 一方、両グループが参加していないことについて与党県議の一人は「従来の『革新共闘』の枠組みに近いものがあり、保守、中道層をどこまで取り込めるか、未知数の部分はある」と指摘した上で「保守、中道を取り込める別の枠組みも必要だ」と語った。