JTB、沖縄観光を強化 300人実地研修


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インタビューに答えるJTBの森口真一郎常務執行役員

 旅行会社国内最大手のJTB(高橋広行社長)が本年度、ツアー商品を最前線で販売する全国の販売員約300人を沖縄に招き、研修させている。沖縄について学ぶことで沖縄観光の販売力を高める狙いだ。JTBは今年4月に全国の事業会社15社を統合しており、全国規模で取り組む初の研修となる。那覇空港第2滑走路の完成を控えた19年10月~20年3月には全社を挙げた旅行キャンペーン「日本の旬」で沖縄を展開する予定で、沖縄観光の営業を継続的に強化する。

 JTBの森口真一郎常務執行役員国内仕入商品事業部長がこのほど、琉球新報のインタビューで答えた。

 4月には第1陣約60人が2泊3日の日程で県内で研修旅行を実施し、レンタカーのチェックインの様子や琉球村などの観光施設を体験した。参加者からは「沖縄で得た情報を営業に生かしたい」と意欲的な声が上がったという。

 また、第2滑走路完成前に全社を挙げた旅行キャンペーンを展開することで、沖縄の入域観光客拡大に弾みを付ける考えだ。

 森口氏は「沖縄はお客さまに説明するほど商品が売れるいい地域だ。全社員が沖縄に注目することでより自信を持って売れると思う。全社を挙げて取り組んでいく」と意気込みを語った。