【ワシントン=座波幸代本紙特派員】マティス米国防長官は8日、在沖米軍トップの四軍調整官も兼任する米海兵隊第3海兵遠征軍司令官のニコルソン氏に代わる新司令官にエリック・スミス少将をトランプ大統領が指名したと発表した。議会などの手続きを経て承認される見込み。交代の時期は明らかにしていない。ニコルソン氏の就任先などは未発表。
スミス氏は2017年6月から、カリフォルニア州のキャンプ・ペンドルトンに司令部を置く第1海兵師団の司令官を務めている。これまでに指導教官の経験があるほか、2003~06年代にはイラクに派遣、15~17年には国防総省で勤務している。
カリフォルニア州サンディエゴの地元紙によると、第1海兵師団の時代には部隊内のしごきや暴力を理由に、兵士が軍事裁判にかけられたが無罪となった一方、部隊内の行為に対してスミス氏が過度に干渉していると裁判所が指摘したと報じている。
スミス氏の下、1年弱の間に18人が除隊となっているという。