精鋭熱闘 ファン熱狂  春の全島闘牛


この記事を書いた人 大森 茂夫
シーの一番、全島一を懸けて有心邁進龍(右)に挑む挑戦牛の伊良皆圧送大進撃(左)=13日、うるま市石川多目的ドーム(花城太撮影)

 【うるま】第109回春の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、共催・琉球新報社)が13日、うるま市石川の多目的ドームで開かれた。総勢24頭の優秀牛が繰り広げる闘いに、会場を訪れた約3500人が熱狂した。

 3大タイトルマッチのうち、全島一(無差別級)戦では、有心邁進龍が伊良皆圧送大進撃を下し初防衛を果たした。中量級(970キロ以下)は古堅モータース☆黄龍が、軽量級(850キロ以下)では琉神一輝がそれぞれタイトルを防衛した。

 全島一を決めるシーの一番(無差別級)は、序盤、伊良皆圧送大進撃が果敢な攻めを見せたが、中盤からすばやい身のこなしで攻めに転じた有心邁進龍が19分24秒で勝利を収めた。

 中量級は、相手牛の左角が折れるほどの激闘で、古堅モータース☆黄龍が8分57秒で勝利。王者の入れ替わりが激しいとされる軽量級は、琉神一輝が7分15秒で達矢花形◯桜(=○の中に「桜」)を破り、4度目の防衛を達成した。