道の駅許田リニューアルへ 21年夏予定 駐車場拡充し展望台設置


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【名護】沖縄総合事務局北部国道事務所は2021年夏までに道の駅許田の駐車場を拡張する。国道58号にある信号機を撤去し、国道58号を挟んだ海側に新たな駐車場と歩道橋を整備する。駐車場は、現在の約100台から2・3倍の約230台収容可能になる。

 22日、名護市役所で開いた「道の駅許田リニューアル検討会」の初会合で報告された。会合では、駐車場を拡張するほか、既存の情報ターミナルとトイレを取り壊すことや新たに展望台を整備する案などが報告された。

 本年度中に基本設計に取り組み、来年度から既存施設の取り壊しと新施設の着工に入る。「許田地区交通安全対策事業」として、本年度で約1億円を計上した。名護東道路の延伸に合わせて21年度まで予算を計上し、21年夏の完成を目指す。

 委員会は冒頭を除き非公開で行われた。委員長によると今後の委員会もすべて非公開で行う。委員長を務めた北部国道事務所の崎間斉所長は「昨今、交通量が増えて渋滞が激しくなっている。北部地域の活性化を図る」とあいさつした。

 昨年末に名護市の道の駅許田を視察した菅義偉官房長官は「全国1116ある道の駅の中で、16番目に利用客の多いこの道の駅を大幅に拡充したい」と明言していた。