シーズン到来!本マグロ351キロ 久米島近海、格闘2時間 五嶋さん、念願かなう


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351キロの本マグロを釣り上げた五嶋啓之さん(左)と仲道孝船長=22日、久米島町の兼城港

 【久米島】マグロのシーズンが到来し、釣り客でにぎわう久米島で22日、釣り観光で訪れた五嶋啓之さん(49)=愛知県=が、念願だった初のクロマグロ(本マグロ)を釣り上げた。

 久米島近海のパヤオでヒットしてから約2時間の格闘の末、釣り上げた大物は、重さ351キロ、全長270センチ、胴回り160センチと自己新記録。兼城港で出迎える仲間たちにガッツポーズで応えた。

 五嶋さんは「15年前から久米島に通い、当初は大物カジキが目的だったが、本マグロは2年前から狙ってました。久米島は最高です」と興奮した様子で話した。毎回利用する久米島漁協所属の「たか丸」の仲道孝船長は「最高のチームワークで釣り上げることができた」と喜んだ。

 同日夕方にも、同漁協所属の仲徳丸の仲原清徳船長が345キロの大物本マグロを釣り上げ、港は活気づいた。(盛長容子通信員)