乳幼児の心肺蘇生法学ぶ 八重瀬ファミサポ講座


社会
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島尻消防職員の指導を受けながら心肺蘇生法を学ぶ八重瀬町サポートセンターの会員=3日、南城市の島尻消防署内

 【八重瀬】子どもの一時預かりなど子育て支援をしている八重瀬町ファミリーサポートセンターが3日、島尻消防内で、会員のスキルアップ講座を開いた。会員10人が参加し、島尻消防職員から心肺蘇生法を学んだ。

 講師を務めた島尻消防第二警備課の島添章(あきら)消防司令補(42)によると、2017年に島尻消防が搬送した心肺停止状態の傷病者は64人で、そのうち2人は子どもだったという。島添さんは「家の中でも、少し目を離した隙に(水の入った)バスタブに転落してしまうことなどがある」などと事例を挙げて注意喚起し、乳幼児の心肺蘇生法を説明した。

 参加者は人形を使って心臓マッサージと人工呼吸を学んだ。参加者のほとんどが「実際やるとかなり疲れる」と苦戦。すこし息を切らしながらも「気道確保はどうやるのか」「心臓マッサージはいつまで続ければいいのか」など矢継ぎ早に質問が飛び出し、充実した研修となったようだ。