【東京】小野寺五典防衛相は13日、11日にあった嘉手納基地所属のF15戦闘機墜落事故に関して、米側から同基地のF15全機を点検した結果、飛行の安全が確保されたとの報告があったと説明した。
F15は13日朝から飛行を再開しており、小野寺氏は「(米側が嘉手納基地に)今ある全機を確認した上で、飛行を再開したという判断だと思う」と述べた。防衛省で記者団に答えた。
小野寺氏によると米側は事故に関して「嘉手納基地に所属するF15全体の安全性に問題があることを示すものではなかった」などと説明し、飛行再開を伝えたという。
また、名護市辺野古の新基地建設を巡って、8月17日から埋め立てに着手することを県に12日に通知したことについて、小野寺氏は「県と事務的なやりとりをして、昨日(12日)整ったので提出した」と語った。
歴史的な米朝首脳会談に報道が集中する日に合わせて通知したのではないかとの指摘を否定した。【琉球新報電子版】